1851361 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Romance夢紀行

Romance夢紀行

Dark Skye クレスリー・コール あらすじ


※ ※ ※ ネタバレあります ※ ※ ※ 
辞書で確認せず、記憶に頼っててきとーに書きなぐっていますので、内容が間違っていても笑って読み流せる方だけ読んでくださいね

野原で遊んでいた9歳のランテをソロノスは空から見かけて彼女が伴侶だとわかります。怯える彼女に話しかけ、みんなには秘密で次第に仲良くなっていきましたが、ある時父親が彼女の両親を殺害し、ランテの姉ザビーネが彼の父親を殺します。ランテはソロノスが彼女たちの居場所を漏洩したのだと思い、ソロノスに羽は動かさないで、そこの窓からがけ下に落ちるようにと折伏の魔法をかけ、彼は石のように落ちていきました。メランテとザビーネはそこから離れる途中、身動きできず血まみれのソロノスを見かけますが、僕が秘密をもらしたんじゃないと、ランテに戻ってきてほしいと思う彼を振り返りもせずその場から逃げ出してしまいました。

500年後、ソロノスはランテは悪の化身と言われた義父兄の城で女魔術師らしく、兄や複数の男と交わり、悪徳の限りを尽くしていると信じていました。彼が伴侶の彼女を更生させるために自分の手元に連れてこようとする努力を散々翻弄されていたため激怒していました。ニクスにオーダーに囚われたらメランテに会えるとささやかれ、オーダーの牢に捕まっている彼女を見つけます。彼女を自分の家スカイホールに連れ帰ると決意しています。

キャロウとルビーと逃げ出したランテでしたが、ソロノスに捕まってしまいます。彼はメランテに折伏されたときの怪我が原因で、かろうじて飛ぶことは出来るものの、古傷は深く、あまり負担はかけられない状態です。最初飛んで逃げるつもりが、炎のデーモンに攻撃され、ウェンディーゴから逃げ回り、牢屋でオーダーのメンバーが逃げ出す手段として準備していた船にたどりつくことを思いつきます。ランテは消耗しすぎていて逃げたくてもポータルを開く力がありません。

逃亡の途中、脱獄した女魔術師たちにランテは囚われ、ここにポータルを開いて味方の軍をここに流れ込ませられるよう手伝いなさいと言われます。説得の魔力を使わせないため、舌を切り取られますが、彼女はテレパシーの能力を持っていて、即座に敵軍みんなを眠らせ、力を振り絞ってポータルを開きます。ソロノスは今度こそ彼女を失いたくないと必死で彼女に追いすがり、彼女と共にポータル先へ移動してしまいます。

着いた先は原デーモン王国でした。どこにいるかわからないで彷徨っていると、黄金の部屋を発見し、ランテは歓喜しますが、番人のような竜が出てきて襲われ、必死で逃げ出すと、デーモンたちが戦場で争っていました。竜は翼と背中にはうろこがあり、どこかソロノスに似た印象です。ここはデーモンたちの起源の国と言われていて、ランテはヴレクナーは生物的にはデーモンなのではないかと言いますが、俺たちは聖別されている存在で卑しいデーモンとは違うと強く否定されます。しかしソロノスは迷路のようになった洞窟の道しるべの文字は読めるようです。現地のデーモンたちは諍いしかないこの地を脱出したいと思っていますが、片方はポータルを守り、片方は鍵を持っていて、死体は竜に食べられ、終わりのない戦いを繰り広げています。彼らの鍵を奪って、ポータルからランテを連れてスカイホールへ逃げ出すというのがソロノスの計画でした。

島には宝を狙うものに仕掛けられた罠がいくつもあり、二人はいくつもの試練を乗り越え、初めてお互いの話を聞き、メランテは彼の心の中を少しだけ覗いて彼女たち姉妹を繰り返し襲撃し、殺そうとしていたのが彼の兄でヴルクナーの王アリストだとわかります。ただしこのことを話しても彼は信じてくれないだろうと思っています。またソロノスもメランテの目線からみた当時の話を聞き、またその後も襲撃を受けていたと聞き、すぐに信じられないものの、彼女が嘘をつく時は彼にはわかります。襲撃者に殺されないために藁の山の中に隠れていてブスブスブと剣を突き刺されて手を貫かれた時も我慢するしかなかったと聞いて、手の傷をみて本当のことだと信じます。厳格な教えを守っている真面目なソロノスと、奔放な魔術師で過去に恋人もいたメランテ。ソロノスは彼女を妻にしたいと思うようになりますが、メランテは私の過去に恋人がいたということを受け入れて、魔術師への偏見をやめてほしい、子供が出来たらその子は半分魔術師の血をひくことになるといって彼を拒絶し、喧嘩をした二人。力が戻ってきたメランテは一人で魔力を使って軍隊をかいくぐり二つの鍵を手に入れます。ポータルにたどりつきますが、説明文が読めないため起動させることができません。

鍵を盗まれたことに気づいたデーモンたちが追いかけてきて、メランテを守らずにいられないソロノスが駆けつけ、慌ててメランテがポータルを開いた先にあったのは、恋人たちの島でした。彼らはお互いへの引力に逆らえず、もう少しで契るところでしたが、ニクスが現れ、彼女の髪を渡され、ソロノスは彼らが本当はどこにいるのかというのを耳元でささやかれます。

安全な場所に移動したかと思えば、実際には魔物の胃のなかにいたようで、二人は身体のあちこちが酸で溶かされ、数分で意識を失ってしまうところだったようです。慌ててそこから逃げ出しますが、海神ネレウスの兵に捕まってしまいます。

二人はネレウスの宴会に招かれますが、飲まされた酒には魔法がかかっていたのか、目覚めるとランテはネレウスの寝室にいて、寝室のガラスの窓の外には鎖でつながれたヴァルキュリーの女王フューリーが見えました。ネレウスに、ソロノスが裸の海のニンフたちに囲まれている様子を画面ごしに見せられ、ランテは涙しますが、彼を信じて賭けを提案します。ソロノスが誘惑に負けなければ、二人を自由にする、負けたら、彼女がネレウスと快く閨を共にするという約束です。ニンフたちはランテの匂いを纏い、ソロノスを誘惑しますが、彼は彼女たちを跳ね飛ばし、部屋を飛び出します。メランテは彼女を必ず守り、兄と話し合うというソロノスの言葉を信じ、彼との未来に一歩踏み出すことにして、彼にポートを任せてスカイホールへ向かうことにします。ソロノスも彼女が攻撃されることがなければ誰かを害したりしないと信じ、彼女の能力を奪うことなく連れていきます。

スカイホールに着くと、あまり人気がなく静まり返っています。兄との話し合いは明日にして、彼らは家に向かい、彼が生まれた時に作られたベッドで婚姻の夜を迎えることにします。

結婚の翌朝、家を出ると騎士のひとりが迎えに来たので、ホールにいき騎士たちの前でメランテが彼の妻であり、ヴレクナーの王女になったと宣言します。すると彼らは膝を折り、ソロノスは兄が亡くなったことを知ります。

配下の騎士の報告から、今や死のデーモンの女王となったベティーナを以前アリストが虐待し、魔術師としての力を取り上げ、火にくべたところで、救いの手が現れたこと、彼女は夫を競技会で選んだが、その過程でアリストの首が会場でさらされたことを知らされます。夫となった人物はヴァンパイアでダーシアの皇族らしいが、何らかの手段でスカイホールをみつけて襲撃したらしいと。そのため、死のデーモン王国、義理の兄であるライドストームの国ロスカリナ、ダーシアの王ロテール、それから友人になったキャロウの仲間魔女の館からヴルクナーが宣戦布告されていると知らされます。

ランテはソロノスの共同統治者として、彼女のために立ち上がってくれた人たちに手紙を書き、彼女が洗脳されて服従を強いられているわけではないこと、ベティーナについてはソロノスが兄の振る舞いを個人的に謝罪したいと申し入れることなどを提案し、精力的に活動します。ソロノスは敵の襲撃に備え、全島に警報システムをつくり、警報がなったら避難するという手順と場所を決め、訓練します。

魔道の力を感じてホールに駆けつけると、ザビーネと魔術師の女王が鎧を着て現れました。彼女を連れ戻し、ベティーナを虐待した復讐をすべく、死んだアリストの弟ソロノスを代わりに罰するためです。ランテは必死に抗弁し、抵抗しますが、女王の力の前には無力で、スカイホールの島々を攻撃され爆発が始まる前にかろうじて避難のアラートを作動させます。彼への罰として、彼女の記憶をなくし、彼女のことを話題にすると怒りを覚えるという魔法をソロノスはかけられてしまいます。逃げて!!!とランテは連れ去られながら何度も呼びかけますが、魔法をかけられ呆然としているソロノスは反応をみせません。

ロスカリナに連れ戻されたランテですが、また現地に戻って必死にソロノスを探しますが見つからず、彼は大爆発で死んだらしいとう噂が流れていました。二人の間に会ったことをザビーネに話し、彼は原デーモン王国にいると思うから探しに行くと伝えます。アビーやライドストームもカデオンやホリーも一緒に行くと言いますが、私の記憶を失って、女魔術師たちやデーモンたちのグループが目の前に現れたら警戒されるか、ヘタをしたら戦いになる。一人で行くほうが警戒されなくていいと説得し、現地で彼を待ち続けるための準備も十分行い、ポータルを開きます。

ソロノスは、衝撃の瞬間、本能的にテレポートして助かっていました。ほかのヴルクナーたちは警報のおかげで爆発の前に避難場所へ逃げ出せていたようです。突然自分たちの前に現れた王を目にしてヴルクナーたちもどういうことなのか驚いていたようです。ソロノスは自分の記憶にはどこか記憶が欠落していて、怒りっぽく、精神がおかしくなったのかもと思うようになり、どんどん具合が悪くなっていました。何か欠けているのにそれがなにかわからなくて、どこか懐かしいような気持ちがする原デーモン王国へ再度テレポートし、彷徨っていました。そこにいると辛さや痛みが増す気もしますがそうしたほうがよいような気がするのです。

ランテが二人で幸せな時間をすごした場所にポータルで移動してくると、目の前にソロノスがいました。彼は彼女の外見にうっとりし、匂いですぐ彼女が伴侶だと気付きますが、彼女を怖がらせてはいけないと近づきたい気持ちを抑えながら話しかけます。近づくと彼女が妊娠していることに気づき、軽く絶望しながら男はどこだ!?と聞きますが、私にとってはいなくなってしまった人というと自分が彼女の恋人になろうと決意します。ランテは、私が驚くようなことを話してもまずは拒絶しないで理解するようにしてほしいといって、魔術師の女王があなたの記憶を消してしまったけれど、私たちは親友で恋人同士だったと話し、彼は信じられない気がするものの喜びます。

ランテは彼に情熱的なキスをして、私を思い出して。私を思い出して。と強く、何度も訴えかけ彼女から魔力がほとばしります。何も思い出せない。だが何度やってくれてもいいよ羊ちゃんとソロノスが言い・・・それは彼が初対面のときに彼女にいった科白そのものでした。君を思い出したぞ!ランテ、愛してる。

彼女たちは、スカイホールを破壊しつくされてしまってしまったヴルクナーたちと、国をどこで復興させるかという話し合いをし、ライドストームからロスカリナに来てくれてもいいという申し出があったものの、原デーモン王国に落ち着こうということになります。サビーネが動物と話す能力をメランテに貸してくれたので、竜たちにはロスカリナにいるオベリスクたちのなかから恋人を選んだらどうかと提案できるし、私たちにはポータルの鍵がある。やり遂げられるわ、ソロノス。(終)

==============

​それぞれの種族が否応なく巻き込まれ、種族の滅亡がかかる争いとなる大決戦が近づいている!? ローアを舞台にしたこの一連のシリーズをもっと読みたいですね!
ローアシリーズの洋書あらすじ
その他の洋書あらすじ



© Rakuten Group, Inc.